2012年7月19日 (木)

映画感想文「ヘルタースケルター」

【7月20日、若干追記しました。こっそりと。】

公開2日目、日曜日。
見に行ってきました。

もともと、蜷川実花さんが好きで。
「さくらん」だって見に行ったし、DVDまで持ってる程好きなのですが。
今回は、原作を読んでからだったので。
かなり緊張して見に行った。

あれを。
沢尻エリカがどこまで演じるのか。
蜷川さんは、どこまで自分のカラーを押し出していくのか。

「さくらん」の時は、本当に色彩美に圧倒されてしまって。
映画館に見に行った時は、ストーリーが頭に入ってこなくて。
動く写真集だと思った。
それくらい、写真家・蜷川実花が初めて撮った映画作品、だったのだ。

今回は。
それを、良い意味で裏切られたと思う。
映画監督・蜷川実花が全身全霊で撮った2作目監督作品、なのだと思った。

私は、岡崎京子さんのファンというわけではない。
周りに、好きな人が多いので、その名前といくつかの作品が拝読した事があります、というくらい。
なので、若干、蜷川実花寄りの見方をしてしまうだろう事を、始めに謝らせて下さいな。

特筆すべきは。
沢尻エリカの美しさ、である。
魅せ方を知っている、この子は。

そして、水原希子。
生まれながらに可愛い子、美しさを疑った事のない子。
自然体で演じてて、何も怖くないという感じの、若者特有の青臭さ。
見事だった。

そして窪塚洋介のいやらしさ!!
もともと嫌いだったけど、ますます嫌いになった!!!
(だから、この人は、私が嫌いなタイプの男を演じさせるとピカイチ、って事なんだと思う。もう、嫌い嫌いで寒気がしちゃった! 粘着質で、自分が可愛くて。だけど冒険が嫌い。見事に演じきってた。あの役を、あれだけハマらせるって、なかなかできないと思う。)

そして癒されるぞ、新井浩文(笑)
彼は、そして彼の役柄は、この映画を辛く哀しく生きにくい女の現実だけの作品にしてしまわないよう、必要だったのだと思う。
ホッとする人。

桃井かおり、ハマり過ぎ。
もう、原作読んでも、社長のセリフが桃井さん口調で再現されてしまうレベル(笑)

寺島しのぶは、キャスティングされた頃から、なんかイメージ違うなー、こんな言いなりになるというか、好きなように弄ばれるイメージはないんだけどなぁ、と思っていて。
話が進んでいってもその感じは拭えなくて。
そうしたら、最後。
最後の場面の演技が、もう! すごいんだわ。
この為に、このシーンを胸に焼き付けさせる為に、キャスティングされたんだわ、あの人。
一緒に見に行った方も、「あの演技はすごかった」と言っていました。
そう、だからこの部分は全部受け売りです。ははは。
でも、本当にそう思った。

俳優陣を見てても分かる事なんだけど。
完全に、蜷川組でまとめた感じ。
これぞ、売れっ子写真家の実力。
そして、蜷川さんの役者さんを見抜く目、そしてそれを役柄に当てはめていく判断力。
才能ってすごいな、と思う。

「さくらん」と違ったのは。
今度は、動く写真集だとは思わなかった、ということ。
一緒に見に行った人の言葉を借りるなら「映画作品、だったよね」という事だ。
ストーリーを、渦巻く心情を、画面から溢れんばかりに、叩き付けるように、見てる人にガンガン訴えてくる、その間に、チラッチラッと蜷川実花らしい色彩や小物が映って。
物凄いストーリーだった、と思った後、じわーっと蜷川実花らしさが思い出されるのだ。

原作と全く違う展開になるとか、あまり意識しない作品にする事を、何処かで少し望んでいたけれど。
全く原作通り、だった。
原作を忠実に再現した、という感じ。
普通、そんな言い方をすると、否定的に聞こえてしまうのですが。
この場合、そうじゃない。
あの原作を、忠実に、勢いを損なわず、痛みも恐れも苛立ちも何もかもをブチ込むというのは、大変な作業だったと思う。

ただ、私がひとつだけ、少し気になったのが。
「さくらん」は、音楽監督を椎名林檎に一任していて。
音楽面での完成度も、一瞬の隙もないほど綿密に仕上がってる芸術作品だった。
そこが、「ヘルタースケルター」は、使ってる曲もバラバラで、統一感が無いように感じられて。
蜷川実花さんが、思い入れのある楽曲、此処ではこれを使って、此処ではこれを使いたいというアイディアを出したというのも知っているので、これはこれで正解なのかな、とも思ったけれど。
これまた一緒に見に行った人に、その事を申し上げたら「そこも、ヘルタースケルターって事なんじゃない? しっちゃかめっちゃかで。」と言われて、何だか腑に落ちてしまった。
んんん、丸め込まれてないか、私?
まぁいいや。

そして、「さくらん」と同じだったのが。
“自分の人生は自分で決める”と主人公が言い切る所。
これは、蜷川さんの人生論なんでしょうね。
力強くて好きです。

まだ、公開されて間もないので。
当たり障りのない事しか書かない。
知りたい人は。
是非、自分の目で確かめて欲しいと思う。

多分、何かを残すから。
賞賛でも嫌悪でも驚きでも衝撃でも。
何かは分からないけど。
必ず何かは残すと思うから。
特に、女性は。

私は、見て良かったと思います。

化粧なんて、ドラッグみたいなもんよ、って。
りりこが言ってるのを聞いて、苦笑してしまった。
ほんと、そうだ。
もっともっと欲しくなっちゃうもの。

そういう、細かい所がね。
ああ、女性の映画だな、と思ったのでした。

**********

初めての映画デートで見に行くには、選択間違ったかな、と思ったのですが。
見終わって、どんな顔して隣の人を見ようかしら、と。
ドギマギしつつ。
館内が明るくなった時に、そーっと首を回したら。
私以上に放心状態になっていたので、何だか笑ってしまった。

ほんと、純粋な人だなぁ。
一緒に見れて良かった。

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2012年4月13日 (金)

映画感想文「KOTOKO」

久しぶりだな、このカテゴリ。
映画、ちょこちょこ見てるんだけど、見た後に影響を受けすぎるというか、考えすぎて、結局考えがまとまらなくて、感想が記せないんだよね。

でも、この感想は残しておきたかった。
mixiには、とても当たり障りのない事を書いてしまった。
本音は、とても書けないと思った。

結構ネタバレてしまうので。
気にする方は、映画見てからにしてね。


一言で表現するならば、衝撃だった。
そうとしか言えない。

このデリケートな世の中。
人は誰しも、多かれ少なかれ精神的な何かを抱えているのだと思う。
誰もに思い当たる物語。

自分を頼りにしてくる我が子。
腕の力を緩めれば。
全てが終わってしまうのに。
全身を、委ねてくる、其の感覚。

母になった人にしか解らないのだろう。
だから私には解らない。
納得はできても、経験レベルでは全然分かっていない。

守りたい、大切にしたい、ちゃんとしたい。
そんな気持ちしかないのに。
うまくいかない、守れない。
一時、手放すように、促されて、離ればなれ。

愛情を注ぎたいだけなのに。

なんてもどかしいのだろう。

注ぐばかりだと思っていた愛情の、風向きが変わる。
自分に注がれるようになる。
にわかには信じられずに。
疑って、試して、ぶつかって、遠ざけようとして。
それでも大丈夫って言ってくれた。
世界がひとつに重なった。

なのに。
結局、目の前から消えた。
其の、喪失感。

そして子供は帰ってくる。
また、注ぐ愛情。
自ら、手を下してしまいそうになるほどの、狂おしい愛情。

でも、出来なかったんだね。
何かが、それをさせなかったんだね。

ラストシーン。
会いにきて、にこやかに話す子供。
他愛のない事を。
報告して。
折り鶴を作って。置いていく。

それは、昔、母に教えられた折り鶴。

窓の外。
手を振って帰る子供。

琴子の周りの人は、誰もが、虐待じゃないかと疑ってしまったのに。
子供は、解ってたんだよね。
愛情を、疑いのないほどまっすぐな愛情を。
信じていたんだね、いるんだね。
それが、救いだった。

貫けないなら。
大丈夫なんて言わなきゃ良いのに。
消えてしまうのなら。
そんなにきつく抱きしめたりしなきゃ良かったのに。
結局は、冷めてしまう。
ついていけなくなる、守りきれなくなる、手放したくなる。
放っておけないと言ったのと同じ人が、結局最後は、ほっぽり出すんだね。
だからもう誰の手も取らない。

それでも。
自分が注ぐ愛情は真実で。
其の命のすべてを、自分の両手に預けてくれる存在は。
どんなに愛おしいだろう。
勿論、それだけじゃない、葛藤も苦労も沢山あるのだろうけれど。
それでも。
無条件に愛せる存在なんて。
疑わずにすむ愛情なんて。
母子の絆以外に、何があるだろう。

歌うシーンが好きだった。
たった1人の男を、ちゃんと愛せると確信した瞬間に、聴かせる歌、見せる自分。
劇中、1番綺麗な琴子のシーン。

あんなにまっすぐ示したのに。
何がいけなかったのだろう。
これから、すべてが変わると思ったのに。これからこれからこれから。

傷だらけにした腕をタオルでくるんで。
ソファに寝転んで話すシーン。
血は、生臭くて、海みたいなにおいがするから、って。
そんな内容のセリフ。
あれ、好きだった。
命は、海から来たんだ、っていう話。
私も、ずっとそう思ってた。
リストカットは、死にたいからするんじゃなくて、生きてる事の確認、っていうのを、ちゃんと説明してくれてるのも好きだった。
死にたいと思って手首を切ってみた事を、安易にリストカットって言う人いるけど、それは違う、それは死に損ない。
リストカットは、生きてる事の確認だから。
そうしないと、解らなくなるから、だから。

宇宙の話も好きだった。
太陽系のようなものが、広い宇宙には沢山あって、其の中のどれかひとつに、地球みたいな星があってもおかしくない、って。
そんな話を。
黙って聴いてて、其の後。
隣で聞いてた田中が。
「あなたをずっと好きでいつづけるという事が仕事だったら良いのに」なんて、とんちんかんな事を言う。
結局、義務じゃないと続けられないと言ってるようなものだ。
でも、琴子はもう、愛を芽生えさせてた。

すれ違いは、哀しい。

CoccoがKOTOKOの為に書き下ろしたエッセイ「コトコノコ」も買った。読んだ。
より深く、映画を味わう事が出来た。

自分に向かう愛情は。
信じられない。
だから。
手にしない事にしている。

あの喪失感は、たまらない。
こわい映画だった。
思い出しては何度も泣いて。
エッセイを読んでは、また泣いて。

それでも琴子には。
愛情を注ぐ先があった。
間違った形になろうかとしたけれど。
それすら無いのとは全然違う。

夜な夜な泣いて、自分を持て余すしか出来ない私。

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2010年12月26日 (日)

映画感想文「相棒-劇場版2-警視庁占拠!特命係の一番長い夜」

ドラマシリーズが好きで。

毎回楽しみにしていて。

相棒役が亀山君から神戸君に代わって。

さらに、好きがエスカレートして。


舞台挨拶付きの鑑賞券買っちゃうほどのミーハーっぷり。


行ってきました。

まず、舞台挨拶の内容からね(笑)。


MCの方が説明して、拍手でお出迎え。

杉下右京役の水谷豊さんと、神戸尊役の及川光博さん。

水谷さんは、画面で見るとおりの渋さ。

で、贔屓目入ってると思いますけど。

ミッチーのかっこよさって言ったら!

細っ! 長っ! 艶っ!

…って感じで。

私が期待していた濃い紫色のシャツではなかったものの、ちゃんと紫色のストライプのシャツで。

役柄どおり、第2ボタンまでちゃんと開けてて。

ニヤニヤしてしまったよ。(←気持ち悪っ。)


そして、第一声。


「博多、大好きっ★」 (←キラーン、と、ミッチースマイルで。)


もう…住んじゃいなよ、ベイベー。 (←もう、ツッコミ所があり過ぎて自己処理不可。)


この日、福岡では2回の舞台挨拶があってて。

私が見に行った回は、舞台挨拶の後で映画鑑賞、でしたが。

その前の回は鑑賞後に舞台挨拶だったんですね。

其れを受けて。


ミッチー「いやー、鑑賞前というのは喋りやすくて良いですね!」

水谷さん「そうですねぇ。」

ミッチー「鑑賞後だとね、空気が重くて! どよーんって(笑)!」

水谷さん「(笑)。」

ミッチー「『博多、大好きっ』とか言えないですからね!」


会場、爆笑。

その後も爆笑トーク連続で、ノリノリでしたよ、ミッチー。

ひとつの役柄を、こんなに長く演じるのは初めての経験だと仰っていました。

それゆえに学ぶ事も多い、と。


水谷さんは、よく、右京さん其の侭なんですね、と言われる事があるとかで。

本人は、意識して無いそうですが。

そのように見えるのであれば、自分の中にはいくつもの役柄の要素が眠っていて、その中のひとつである、右京っぽい部分を、大きく見せているだけなのだ、と仰っていました。

素晴らしい役者さんだなぁ、と思いました。

演じるのではなくて、自分の中のそんな部分を大きく見せる。

だから、あの方の演技は、どのドラマを見ていても自然なのですね。


ミッチーは、神戸君とは全然違う、と仰っていました。

「似ている所といえば、背筋がシャンと伸びている事と、前髪を気にする所ですかね」と言い、ここでも爆笑を誘っていましたね。

まぁ、確かに、と思いました(笑)。


水谷さんのような大御所の俳優さんと、長くコンビを組んで演じる機会を貰って。

学ぶ事も、きっと多いのでしょうね。

とても尊敬しています、と話してました。

知れば知るほど、心の距離は近くなるけど、其れが馴れ合いにならぬよう、気をつけているのだろうな、という事も感じられましたし。

それをミッチーは「親しき仲にも礼儀あり」という言葉で締めくくっていましたが。

あまりに唐突に真剣な事を言い出すので、水谷さんが笑いのツボに入っていました。

「今、そんなカルタの札を取ろうとしましたよ(笑)」とつっこまれていました。

さらに、「カルタかよ!」とつっこみ返すミッチー。

相性バッチリですね(笑)。


この挨拶の後、ミッチーは熊本へ、水谷さんは広島へ移動、とのことでした。

そう、なんと、今回は全国で39回(だったよね?)の舞台挨拶を敢行するらしく。

さらに、九州で、水谷さんとミッチー、2人揃っての舞台挨拶は福岡だけなんだとか!!

きゃーっっ★★

な、な、な、なんてプレミアムなチケットなんでしょう!

知らなかったとはいえ、自分が物凄く運の良い女に思えてきました。


ミッチーは、「メリークリスマス!」って言ってくれたし★

幸せですよ…♪

拍手して、退場する時も。

水谷さんは、一度こちらを振り向いて、一礼して舞台裏に消えていき。

ミッチーは、最後、退場してしまうまで、ずっと両手を振り続けてくれてて。(←その、振り方がさ、ミッチー!!…って感じなんですよ。)

かっこよかったなぁぁ★


そうそう、もうひとつあった爆笑トーク。


水谷さん「あつい拍手、ありがとうございます、杉下右京です。」

ミッチー「神戸尊です。…あの、本名でも挨拶しておいた方が良いのではないですか?」

水谷さん「?」

ミッチー「杉下右京です、と言われたので、流れで神戸です、って言っちゃいましたけど。」

水谷さん「ああ、そうですねぇ。家に帰って、『あれっ、あの杉下右京役の俳優さんって誰だっけ?』となったら、困りますものねぇ。」

(そりゃねぇだろ、という空気で会場爆笑。)

ミッチー「ですねぇ、挨拶しておきましょうか(笑)。」

水谷さん「はい、水谷豊です。」

ミッチー「…ミッチーです★」(←でたっ、2度目のミッチースマイル!!)


ね、漫才でしょう。

息ぴったりですよ、物語りさながらでした。


来場者プレゼントでポストカードを貰って。(←多分、舞台挨拶付きの鑑賞限定? Merry Christmasって書いてあるし。)

こんなのあるなんて知らなかったから、ラッキー!

普通、映画って1800円じゃないですか。

其れが、舞台挨拶つきで2000円だったんですよ。

200円増しで、本物に会えるってだけで狂喜乱舞なのに。

プレゼントも貰っちゃうなんて。

非売品のポストカードですよ。

なんだか凄く、至れり尽くせりじゃないですか?

私も、一緒に行った母上も、神戸君が物憂げな表情でどこか遠くを見てるポストカードだったのですが。

多分、見てないけど、右京さんのもあったはずで。(←だって、神戸君のしか作ってなかったら変よね?)

母上はずっと、「右京さんは…右京さん…(哀)」と言ってました。

私は、絶対神戸君で嬉しかったんですけど。

母上は、「2人で言ってるんだから、2種類あったら別々のが欲しいよ!」と言ってました。

つまり、一緒のしか貰えなかった事が悔しかったらしい、なるほど、一理ある(笑)。

しまいには、「2人で相棒なんだから、別々にしないで、2人一緒の写真にすれば良かったのよ!」と、ポストカードの使用に文句を言ってました。

母上…非売品に、そんな熱くならんでも…(笑)。


ま、私は神戸君だったので文句無しです、むしろラッキーです、幸せです、願いが届いたのです。

今、PCの液晶の左下に立てかけられています。

家宝です。(←え。)


じゃ、映画の感想を…まずは、ネタバレしない感じで。(←やっと本編!)




何のPR番組に出てても見所として挙げていた、杉下右京のアクションシーン。

此れはね、良かったです。

迫真なのに、笑えるという感じ。

さすが、見所。


右京さんの正義感は、ドラマそのまま、引き継がれていて、何のブレもなくて。

神戸君の中にも、其れが芽生えるというか…考えて行動できるようになっていて。

そして、感情の赴くまま、クールさを振り切って向かっていく場面なんかもあったりして。

神戸君のキャラクターが、また一段とはっきりしてきた、そんな印象でした。


小西真奈美が綺麗。

あんなロングヘアにしたくなったもんね。(←え。)

涙が、物凄く綺麗だったのですよ。

感情が押さえ切れなくて、溢れてきたって感じが、スクリーンからバンバン伝わってきて。

鳥肌立ちました。


事件そのものは、ドラマを知らなくても見れますし、理解出来ます。

ただ、相棒というドラマを全く知らないと、最後、「えっ?」ってなって終わるんじゃないかな、と。

知ってても、そうなったし。

まさに、キャッチコピーである「あなたの正義を問う」っていう感じ。


確かに、あれを見終わって、いきなり出てきて「博多、大好きっ★」は言えないわ…。


あと、ドラマ知らないと苦労しそうなのは、キャラクターの数ですね。

相関図を、頭に入れて行ってた方が良いと思います。

ドラマを知ってる人でも、公式HPかなんかを見て、復習しておいた方が良いです。

こんがらかると思う。

知ってれば知ってるだけ、事件に集中できて、面白く見れる気がします。

「え、此れ誰?」とか思わずに済むしね。

知らないと、「警視庁? 警察庁? なんなの、誰なの、どういうこと?」と思ってる間にストーリー進むかもしれない。

犯人役とか、その周辺だけでも理解するのに大変だったから。

予備知識があった方が、見やすい…推理しながら楽しみやすいのではないか、と。


ネタバレ…しようかと思ってたんですけど。

出来ないよ…出来ないなぁ、此れ…。


あ、じゃあ、どんな雰囲気なのかとか、そういう些細な事すら知りたくない人は、この先読まないで下さい。

ひとつだけ言える事は、ドラマの「相棒」好きなら、此れは見ておくべきですよ。

今後の展開に関わってくる…と言うか、知ってた方が深読みしやすくなることもあるんじゃないかな。




じゃ、雰囲気バレ。


終わった時ね。

ぽかーんとしたのですよ、ぽかーん。

SPEC最終回以来の、ぽかーんですよ(笑)。

え、此れ、終わり? 自分で考えなさいって事?

続くの? 続かないの? 本当に終わり?

…って感じです。

正義、問われちゃった★…みたいな(笑)。


あの人、こんな形で居なくなるんですか、とか。

あの人たちがどうなるのかについて触れないんですか、とか。


この先、ドラマの中であの人の事をどう説明するんですか、とか。

(映画見てない人に、どうやって教えるんだろう…うやむやにすんの?…って感じ。)


ハラハラドキドキして、2時間があっという間だから。

「え! もう終わり!? この先は!? どーしろっていうの!?」と。

続きを望んじゃうのですよ。


でも、多分あれはあれで終わりなんだろうなー…。


ドラマの相棒に興味がない人に無理にオススメはしませんが。

相棒が好きなら、絶対見とけ、と言いたくなる映画でした。

そのくらい壮大なスケールで、一人一人のキャラクターが立ってて、いろいろと考えさせられる内容でした。


同じ警察モノだけど。

「踊る大走査線」よりも、私は「相棒」の方が、ハマッたなー。

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2010年11月10日 (水)

映画感想文 「ゲキ×シネ 蛮幽鬼」

ずいぶん前ですが(10月だったなー、あれは…サボっててすみません)。

「蛮幽鬼」という映画を見に行きました。

あらすじ等の詳細は、公式HPを確認していただくのが一番良いと思うのですが。

ご存じない方のために、「ゲキ×シネ」について、かいつまんでご説明を。

演劇を、映画として楽しむ、という事なのです。

デジタルスクリーンの、良質の画像で。

演劇は、公演の回数、日数も限られていて。

料金も、勿論映画より何倍もしますし。

公演場所も限られていたりして。

なかなか、全ての方にいきわたるというのが難しいエンターテイメントです。

そして、全然接した事のない人から見れば、敷居が高そうとか、場違いな所なんじゃないかとか、そんな不安も付きまとうのではないかと思います。

あたしもそうです。

演劇なんて、幼少の頃、母上に連れられて毎月見に行ってたこども劇場が最後。

全然触れる機会がなくて、でも気になるけど、どんな基準で見に行っていいかわからないし、やっぱりお値段が…。

そう思ってた所で、あたしのエンターテイメント情報源カドカワ嬢(←こんな説明文嬉しくないよね・笑)が。

ブログにて、ゲキシネの事を記述されてて。

本物の舞台も楽しかったから、絶対見に行かねば、というような内容で。

ほほう、本物を見に行った人でも見たいんだ、質が落ちるわけじゃないのね?…と思って、興味を持ったのです。

映画だったら、見たい時に見に行けるし。

気軽に行ける。

そして、今年のあたしは「見たい映画はとことん見に行ってやろうじゃんか2010」というスローガンを掲げているので(笑)。

迷わず、見に行く事を決めたのであります。


まぁ、一番心を惹いたのは。


堺雅人がかっこよかったんです!

堺さんがはまり役なんです!

笑顔で人を殺していく、殺し屋の役なんです!

「ジョーカー」を見て坂井さんにハマった方は、是非見たら良いよ!


…というような内容の記述です。

堺さん……じゅるっ。(←コラ。)


まぁ、私が堺さんにハマったきっかけはハチクロ映画版の花本先生なのですが、ジョーカーでますます虜になったので、此れは見に行かないわけには…。

そして、カドカワ嬢が興奮して「良い!」と言うものにハズレは無いのですよ。


演劇を、まともに見た事が無い私ですが。

見に行って最初に思ったのは。

ライヴを見に行って、其のライヴのDVD買っちゃうのと同じかな、という事です。

すっごく良かった、と思ったら。

其の表情がもっと良く見たい、其の動きをもっと確かめたい、また何回も見たい、同じで構わない、もっと見たい。

そんな気持ちを叶えてくれるのが、「ゲキ×シネ」なんだと思いました。

勿論、演劇を見に行った事が無い人間でも。

其の迫力と、ステージと会場の一体感を存分に体感できて。

ああ、演劇って良いかも!…と思えましたよ。

早乙女太一の綺麗さったら、半端なかったし!

もう、其れが一番の収穫。(←え。)

母上は、「早乙女太一の本物が見たい!」と言うほどまで惚れたみたいですし(爆)。

やっぱりね、殺陣が一番上手かった。


ストーリーも、当然ですが、こども劇場とは全然違います、大人の演劇。(←当たり前だろ。)


復讐に燃える上川隆也は其の怒り憎しみが、スクリーンからあふれ出てくるようで。

稲森いずみの凛とした美しさ、それでいて筋の通った力強さは素晴らしく。

勿論、堺雅人はへらへらと笑いながらも己の内に秘めた復讐の為に着実に周りを巻き込んで。

どんどん引き込まれて見ちゃうのですよ。

映画としては凄く長いのですが、お芝居同様、休憩時間を挟んでいて。

そして、其の迫力と、どうなるの、どうなるの…ってハラハラドキドキして見てると、長さは全く感じなかったです。

むしろ、其の迫力と、ラストの大どんでん返しというか、そういう事か、そしてそうなっちゃうのか!…という展開で、終わっても、魂抜かれたみたいに、しばらく座席でほぇ~…ってなっちゃいました。


演劇を映画で見るなんて、邪道かと思ってました、このゲキシネが始まった頃。

(芸能ニュースかなんかで見たのかな…新しいプロジェクトとして、こんなエンターテイメント始まってます、みたいな紹介でした。もう、ずいぶん前。)

でもね、お芝居に、ちょっとでも興味がある方だったら。

是非、見に行ってほしい。

「蛮幽鬼」でなくとも、他の作品でも良いんで。

其の、固定観念を覆されますよ。

あたしも、また何かの機会があったら見に行ってみたいなぁ、と思ったもん。

お芝居を見に行かなきゃ味わえない迫力や一体感も、絶対ありますけど、其れは当然ですけど。

ゲキシネだからこそ味わえる魅力っていうのも、絶対あると思いました。

…演劇を見に行った事の無い人間が何言ってやがる、と思われるかもしれませんけど。


会社で。

この映画見に行った話をしたんですよ。

文化的エンターテイメントに興味が無い人たちの塊みたいな会社の中で。

唯一、話が合うというか、こういう人も居て良かった、と思える方で。

自分の両親より、ちょっと年上くらいの方なんですけど。

劇団☆新感線の事も知っていて、ゲキシネも知ってて。

「蛮幽鬼」の上映の事も、御存知でした。

どうだった?…と訊かれたので、上記のような事を申し上げたら。

「へー、けっこう良いんやね。」と、感心持って下さって。

そしたら数日後。

「うちの奥さんがね、お礼言っとって、って言いよった。」と。

はて?…と思ってたら。

どうやら、見に行こうか行くまいか迷ってたらしく。

あたしが会社でそんな事言いよった、と言う話をしたら、そんなに良いならやっぱり見に行こうと思って、最終日に行ったそうです。

で、感動したそうで。

あたしがそんな話をしていなければ、面倒だし時間無いし、まぁ良いか、で済ませていただろうと思って、聞いて良かった、と思ったらしいです。

なんか嬉しいですね、そういうの(照)。

そして、後日、お菓子屋さんのクッキーまで戴いてしまって(!)。

うみゃーっ、美味しかったです!


其れも此れも、あたしはカドカワ嬢のブログで知って見に行って感動して話したわけですから。

カドカワ嬢に、何かしないとなぁ(笑)。

来月、福岡に来た時には…ねぇ?


そういうのが、嬉しいので。

やっぱり、ちゃんと、映画感想文を書いていこうかな、と。

過去も遡っても良いかな、と思ってます。

今年見たやつを。

誰かが興味持ってDVD見て感動してくれたら嬉しいし。

きっかけって、何処にあるか解らないじゃないですか。

迷ってた事を、ちょっと試してごらん、って。

読んで下さってる貴方にとって、そういう記事が書けたら、嬉しいです。


てなわけで。

映画感想文というカテゴリも作ったし。


とりあえずは、「悪人」と「告白」についても、近日記述予定です。

12月に見る予定として「ノルウェイの森」も控えてますので。

其れより前には書かねば!

頑張りますー。


あ。

ちなみに。

福岡近郊にお住まいの皆様は。

12月11日から17日まで、中洲大洋で再映が決まってますよ。

そのほかの地域の方は、公式HPの劇場情報をご覧下さい。

九州以外だったら、来週末くらいまでやってるところありますねー。

是非是非、興味持った方は、チェックしてみてね★

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